靴、ちゃんと磨いてますか?

プロに教わる革の磨き方靴、ちゃんと磨いてますか?

“生きている素材”である革を使った製品は日ごろの手入れがとても大切。 特に普段の生活で足元を支える革靴は手入れ次第で寿命も変わる。 そんな革靴の手入れを、靴のプロに教えてもらった。

2008年発行 「日本の革 1号」より

1.汚れを落とす

靴に付いたホコリや泥を、ブラシを使って払い落とす。ブラシは豚、馬の毛を使った靴用を使いたい。ブラシの角で革を傷めないよう注意。汚れが落ちにくい場合には、クリーナーを使用する。

革底も磨こう

靴底の革も硬めのブラシで汚れを落とし、保革のためにミンクオイルを塗っておくといい。

コバも忘れずに

靴底と甲革との間のコバも専用のコバブラシで汚れを落とし、乳化性クリームを塗りこむ。

素材ごとに変わるお手入れ

スエードはブラッシングが基本。ひどい汚れは専用のゴムで落とす。適宜撥水と補色のスプレーをかける。

シューツリーは必須

一日履いた靴はたっぷりと水分を含む。型くずれを防ぐとともに湿気を吸収し、靴のコンディションを一定に保つために履いた後はシューツリーを入れよう。