株式会社タテマツ
Commitment to teema leather

立松株式會社

Tatematsu Co., Ltd. 是東京歷史最悠久的皮革批發貿易公司。它的歷史與日本皮革工業一起進步,自創業以來已有100多年的歷史。通過我們獨特的網絡採購的優質皮革和多年積累的豐富經驗支持植根於工藝的製造。我們向作為老字號企業第三代活躍的立松進先生詢問了日本皮革行業的歷史以及他作為老字號企業的講究之處。

飛鳥時代から続く日本の皮革文化

レザークラフトなどの革製品は海外から渡来したイメージも強いのですが、日本でも古くは飛鳥時代から独自の皮革文化が生まれていたと伝えられています。鞣し技術では大量の塩と水が使われるため海に囲まれた日本では各地で職人が生まれ、姫路など全国の海辺を中心に産業として発展した歴史を持ちます。東京では和装のアイテムとして「袋物」と呼ばれるものづくりが盛んだったため、皮革が主流になっても財布や小物入れなどが多く生産されました。当時から皮革原料は全国から仕入れられていましたが、東京に限って言えば隅田川や荒川周辺に革の生産工場は多く、主に豚革の生産が盛んでした。東京・墨田区の「東京都立皮革技術センター」など、その歴史は脈々と受け継がれています。

皮と土地の値段が同じだった

日本において革製品が一般の生活者に行き渡ったのは戦後のこと。靴やベルトなどのレザークラフトは浅草周辺で発展しました。

「この会社のルーツは1885年(明治18年)まで遡ります。その年に私の曾祖父が創業したのが『立松商店』、そして同じ一族の村上文七(旧姓 立松文七)が創業したのが『村上商店』で、東京ではこの二社が最も古い皮革卸問屋だと思います。浅草は昔から下駄や草履を作る職人が多く、戦後も“靴の町”として親しまれていました。そこで、祖父が聖天町に1917年(大正6年)本社を移し、株式会社タテマツの歴史がはじまります。当時は皮一枚の金額が東京の土地の大きさと同じだったそうで、みんなで革を引っ張っていたと聞きました(笑)。真偽のほどはさておき、それぐらい皮革は貴重だったのでしょうね。弊社では世界中に仕入れのルートを持っていますが、国内では主に姫路から牛革、和歌山からエナメル、山羊や羊の革を東京と埼玉から仕入れています」

ものづくりのニーズに合わせたレザーたち

株式会社タテマツで取り扱っている素材は、浅草という土地柄もあり、革靴に適したレザーに力を入れてきました。とくに婦人靴用のレザーは薄くて柔らかいものが好まれるので、1.2mmほどの革を多く取りそろえています。この厚さであれば手縫いはもちろん、家庭用のミシンで縫えるものも多く、ハンドクラフトにも適しているのが特徴です。また、カラーバリエーションが豊富なのも特徴で、「常時30色以上もの色味を取りそろえている」と、立松さんは胸を張ります。さらに、スムースレザー、カラーレザー、型押し、エナメルなど、ほぼすべてのレザータイプを取りそろえていると言うから驚きます。その想いについて伺うと、「商社としての私たちの仕事は、お客様の選択肢を増やすこと。直接ものを作っていないからこそ、作り手と使い手の潤滑油として機能することができる」と話してくれました。

未来に向けた「レザーソムリエ」の確立

立松さんの活動は、レザーの流通だけにとどまりません。「日本革類卸売事業協同組合」の理事長として、「レザーソムリエ試験実施団体」を立ち上げました。資格試験を立ち上げた経緯について伺いました。

「皮革卸業というのはそれぞれの会社でやり方が確立されているため、考え方もそれぞれ発展してきました。百貨店などの紳士小物売り場などで、販売員向けに研修なども行っていて、革の特性や仕上がりの特徴を教えることで販売支援なども行ってきた背景があります。その後、デザイン学校や服飾の専門学校など、教育機関からも依頼を受けて講座を受け持つことがあり、みんながバラバラなことを教えてはまずいと言うことで体系化する必要があったのです。そこで、誰でも受験できる『レザーソムリエ』という資格制度を用意して育成しています。革素材の特徴や違いから専門的な知識・技能までを測る資格試験作ることで、農業から畜産、そして皮革産業へと生き物が循環する仕組みについても知識を持ってもらいたいと願っています」

ものづくりにおける良い革とは

古くはアルメニアの洞窟で発見された紀元前3500年の「世界最古の革靴」にはじまり、日本では戦国時代の鎧兜、江戸時代の火消しの纏など、暮らしや文化に合わせて活用されてきた革製品。現在ではハンドクラフトの革製品を趣味で作る人も増えています。巷にはいろいろなレザーグッズが溢れていますが、いわゆる“良い革”とはどんなものなのでしょうか?

「この仕事をしているとよく聞かれるのですが、端的に言えば“無い”です。もし良い革というものが決まっていたら、みんなそれを作れば良い。例えばコンピューターなら処理速度が速いほうが良いとか、工業製品には明確な基準があります。でも、天然素材の革においては用途によって良さは変わるでしょうし、ファッションやトレンドによっても変わります。私は27歳の時にイギリスの『コードウェイナーズ(Cordwainers College/現在はロンドン芸術大学の一部)』に通って靴作りを学んだことがあります。ハックニーという浅草のような職人の多い街でしたが、みんな自分が良いと思うものを流行に取り入れているのが印象的でした。ものを買うときも知識だけでなく、実際に見て、触って、自分なりの“良い革”という基準を持てるようになると、もっと面白くなるような気がしますね。小さなものでも良いから自分で作ってみると、何が良い革なのかわかるかもしれません」

最後に「日本の男性はもっとカラーレザーで色気を出して欲しい(笑)」と話していたのが印象的でした。いかにも革の魅力を知り尽くした立松さんらしい発想です。今後は趣味でレザークラフトを手がけるユーザー向けに、サイズ展開やサンプルの販売なども検討しているということなので、選ぶ楽しみも広がりそうです。ますます可能性が広がる株式会社タテマツのラインナップにご期待ください。TEEMAでは、立松さんが選び抜いた「Asakusa Leather」を多数取りそろえております。ぜひ、お気に入りの一枚を探してみてください。