土平恭栄
.URUKUSTデザイナー

スマホが入る小さなポシェット

 スマホが入る小さなポシェット

はじめに

小さな相棒を、ななめに掛けてどこへでも

色味の違う革を組み合わせた、スマホがぴったり収まるスマートなポシェットです。ちょっとした外出や手荷物を持ちたいときにぴったり。シンプルなコーディネートのワンポイントとしても活躍してくれるので、1つあれば毎日のお出かけが華やかで便利になること間違いなしです。

工程が多いため一見難しそうに見えますが、レザークラフトにおいての基本の工程「切る」「穴あけ」「縫う」で作ることができ、カシメやギボシなどの金具の付け方も学べます。マチの穴をあける時は、ゴム板をマチに挟んであけるので小さいゴム板が必要です。

レシピ

スマホが入る小さなポシェットの作り方

型紙ダウンロード〔A3サイズ〕

※A3実寸サイズです。A3用紙に拡大縮小せずに印刷してください。


STEP.1

革の表に型紙を乗せ、目打ちでトレースします。

STEP.2

穴や切込み位置を写します。

STEP.3

引いた線に沿ってカッターで裁断していきます。

STEP.4

「ハトメ抜き」で穴をあけ、カッターでマグネットホックの切込みも入れておきます。

STEP.5

型紙の指示のとおり、革の裏側に「銀ペン」で印をつけます。

STEP.6

革の表側に「目打ち」で点を打ちます。

STEP.7

「ディバイダー」で縫線を引きます。

STEP.8

型紙の指示のとおり、指定箇所のコバを「トコノール」で磨きます。

STEP.9

型紙の指示のとおり、指定箇所の縫い代を荒らす。

STEP.10

マグネットホックを「型紙D(かぶせ裏)」と「型紙A(胴)」につけます。

STEP.11

「型紙C(かぶせ)」と「型紙D(かぶせ裏)」をゴム糊で接着します。

STEP.12

縫い線に沿って「2本菱目打ち」で穴をあける。

STEP.14

縫製糸をロウビキします。

STEP.14

穴に沿って縫いつけていきます。

STEP.15

縫い終わったら、縫い終わりをボンド留めします。

STEP.16

縫った箇所のコバを磨きます。

STEP.17

「型紙A(胴)」の両脇と「型紙B(脇マチ)」の糊代にゴム糊を塗っておきます。

STEP.18

「型紙A(胴)」の前胴側の両脇に「型紙B(脇マチ)」を接着します。

STEP.19

縫い線に沿って「4本菱目打ち」で穴をあけます。

STEP.20

あけた穴に沿って縫います。

STEP.21

「型紙B(脇マチ)」を半分に折り、「型紙A(胴)」も底で2つ折りにし、背胴側と脇マチをゴム糊で接着します。

STEP.22

背胴側の縫い線に沿って「4本菱目打ち」で穴をあけていきます。

STEP.23

穴に沿って縫っていきます。

STEP.24

両脇マチのコバを磨きます。

STEP.25

「型紙C(かぶせ)」を背胴上部にゴム糊で接着します。

STEP.26

「4本菱目打ち」で穴をあけます。

STEP.27

穴に沿って縫っていきます。

STEP.28

縫ったところのコバを磨きます。

STEP.29

革ひもを通したら、好きな長さでカットして結びましょう。

STEP.30

両ひもの端を結び終えたら、完成です。


型紙ダウンロード〔A3サイズ〕

※A3実寸サイズです。A3用紙に拡大縮小せずに印刷してください。

作者プロフィール

土平恭栄

中学のレザークラフトクラブがきっかけで、13歳でレザークラフトを始める。桑沢デザイン研究所でデザインを学び、アパレルメーカーでバッグデザイナーとして勤務し、2011年.URUKUST設立。国内外のセレクトショップで商品の取扱の他、レザークラフト教材の開発や講師、オンライン教室の運営などにも携わる。著書に「手縫いで作る上質な革小物」「ミニマルスタイルの革小物」(いすれも日本ヴォーグ社)。バッグ、財布、その他小物類の制作を得意としている。

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